このたび、たらちね検診センターではニュースレターを発行することにいたしました。活動の今を知っていただき、子どもたちが安心して過ごせる生活や健やかな心と体を育むために何ができるか、皆さまと一緒に考えていきたいと思います。 たらちねクリニック開設に向けて震災後の2011年11月、私たちは「いわき放射能市民測定室
たらちね」を立ち上げました。地震、津波、原発事故が重なる未曾有の被害の中で、子どもたちを守り、生きて明日を迎えるために測定することが必要だったからです。 たらちねクリニックの勤務医が決まりました!これまでたらちね主催の甲状腺検診にボランティアでご協力いただいていた藤田操先生(消化器内科専門)が、勤務医として正式参加してくださることになりました。震災後の2012年4月、福島県平田村に移って4年間病院で勤務された後、2016年4月からは福島の子どもたちの保養事業を行うNPO沖縄・球美の里がある久米島の病院で勤務されています。 診療設備も着々と準備が整っています。現在は心電計と24時間心電計、血圧計が納入済みです。今後は、レントゲン画像診断器、電子カルテ、血球計数器(白血球5分類)、CRP(炎症)診断機器、甲状腺ホルモン診断器、インフルエンザ&マイコプラズマ&溶連菌検査機器、AED(救急用)、電動ベッド、ポータブル超音波エコー機器の腹部用プローブ、薬品用冷蔵庫、薬棚、滅菌スリッパ用下駄箱、ドクターのデスク、椅子が3月末までに納入される予定です。 診療科目が決定しました!たらちねクリニックの診療科目が正式に「内科」と「小児科」に決まりました。しかし、ただ診療して終わりではなく、子どもの心と身体の健康をトータルでサポートしたい、お母さんの心配事に寄り添いたいという思いから、「子どもの心 相談会」「眼の相談会」といった様々なプログラムにも力を入れていきたいと考えています。 【通常診療以外のプログラム】 黒部信一先生|小児科医私がチェルノブイリこども基金に関わったのは、ちょうど福島原発事故後6~7年経つ今と同じ頃でした。当時チェルノブイリでは子どもの甲状腺がんやいろいろな病気が増え始めましたが、検診も病気のデータも残されずに放置されました。その経験から、チェルノブイリの事故では得ることができなかった検診や診療のデータを積み重ね、現実に起きている病気を明らかにしていくことが必要です。 応援メンバーからのメッセージ
たらちねクリニックをご支援ください。※月に1回、カッコ内の金額のご寄付となります。 © 2016 たらちね検診センター設立準備委員会 All Rights Reserved [発行元] NPO法人いわき放射能市民測定室たらちね 〒971-8162 福島県いわき市小名浜花畑町11-3 |