いつもご支援ありがとうございます。 予防注射を受けにくるお子さんも増えてきました。クリニックには検診を受診される方、内科、小児科の一般的な治療を受けられる方とともに麻疹や風疹などの予防注射を受ける子どもも訪れます。 測定室を併設していることはクリニックの強み。患者さんの相談にもきめ細かく対応できます。
頭が痛い、血圧が高いといった一般的な病気の保険診療の方が半分、甲状腺検診などの検診を受診される方が半分くらいの割合でしょうか。全身の放射能測定は下限値の関係もあって数値が出ない場合もありますが、尿のセシウム測定は何かしら値が出る場合が多く、食べ物の相談を受けることもしばしばです。おじいちゃん、おばあちゃんと同居している患者さんからは、「自分の畑で作ったものを食べているけど、大丈夫でしょうか」といった具体的な質問も受けますね。 世の中には福島産の食べ物は心配ないと言う人もいるし、逆に福島産はやめた方がいいという人もいますが、クリニックではそういう一般論は言いません。「心配な食べ物は測定室に持ってきて測定してください」とお伝えしています。自分自身で確認するということが大切ですからね。 その意味では、測定室を併設しているというのはたらちねクリニックの大きな強みでありメリットだと感じています。放射能の値は地域によって、あるいはもっと狭い範囲でも、高い所とそうでもない所が混在していますから、患者さんから相談を受けたときに、これまで積み重ねてきたデータをもとに、「お住まいの地域、畑のある地域はこれくらいの値ですよ」という具合に、より具体的できめ細かなアドバイスができます。これが可能になるのも、クリニックと測定室が近くにあって、互いのスタッフが日常的に情報交換しているからなんです。 沖縄・球美の里に保養に来ていた子どもたちが、クリニックを訪れてくれたことですね。もっとも、子どもたちは大きくなってしまい、最初は誰だかわからないなんていうこともありましたが、お母さんとは久しぶりの再会でちょっと同窓会のような感覚になりました(※注)。 沖縄では福島県外を含め大勢の子どもたちが来ているので、お母さんたちともじっくりお話しする時間が取れませんでしたが、クリニックでは地域のこと、自分の子どものことなどゆっくり相談することができますので、近くにこういう施設があるのは安心できると話されています。 (続きは、11月号に掲載いたします) たらちねクリニックには応援メンバーの方々や患者さんからご質問をいただくことがあります。そうしたご質問にクリニックのスタッフがお答えします。 Q: 全て保険診療で行っていただけるのでしょうか。
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