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【国際環境NGOグリーンピース・ジャパン】">新たなネオニコ系農薬「スルホキサフロル」登録にパブコメを!
【国際環境NGOグリーンピース・ジャパン】

(以下、国際環境NGOグリーンピース・ジャパンのサイトより要約)

新たなネオニコ系農薬「スルホキサフロル」を日本でも解禁するかどうか、厚生労働省で審査されています。この農薬は開発メーカーのダウ・アグロサイエンス社自身も、ミツバチへの毒性が強いことを認めている農薬です。グリーンピース・ジャパンは以下の5つの理由でこの農薬の使用(農薬登録)を認めるべきではないと考えています。

1. 主に輸入のために始められた基準づくりです
今回の基準設定は、この農薬を使った農産物をアメリカから日本へ輸出するための申請が2013年の6月6日に出されたことが発端です。申請されている残留基準値のほとんどは、国際基準(コーデックス基準)よりも高いアメリカの基準に合わせられています。

2.みつばちに毒性の高い農薬です
開発メーカー自身もミツバチへの毒性が強いことを認めている農薬です。

3.アメリカでは裁判になり、使用許可が取り消された農薬です
アメリカで養蜂家や環境NGOが起こした裁判で「ハチへのリスクが十分検討されていないまま使用を許可したアメリカ環境保護庁(EPA)の判断は無効」という趣旨の判決がされ、同年11月にはアメリカ環境保護庁も使用許可を取り消しています。

4. 消費者が守られていません
今の農薬登録の仕組みの中では、消費者の意見と農薬メーカーの意見が対等に扱われませんし、情報も十分開示されません。アメリカでは使用許可が取り消されたことは、残留基準の案を承認する食品衛生審議会では一切説明や審議がなく、今回のパブコメの資料にも書かれていません。

5.農家さんの期待に応えるものではありません
農林水産省の調査では、農家さんの環境保全型の農業への関心は高く、普通の農家さんの半分以上が条件がととのえば有機農業にしたいと答えています。しかし、国レベルでの有機農業の支援制度は一向にすすんでいない一方、農薬の規制緩和ばかりどんどん進んでいます。

いま行われている審査は、あと一歩で日本でも許可されるというところまで来ています。現在、国民の声を聞くパブコメが募集されています。締切は2016年1月2日必着です。

これ以上ネオニコチノイドの使用を増やさないために、新ネオニコチノイドにもNO!の声を政府に届けてください。

▼【緊急 1月2日締め切り】新たなネオニコの解禁を止めよう!パブコメを送ってください
(詳しい送り先はこのブログの下の方にあります)
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/12/blog/55090/