ご存知でしょうか。
福島のママたちの2人に1人は、
県内での「子育てが不安」だと考えています。
[参考] 成元哲中京大教授によるアンケート「福島子ども健康プロジェクト」
「地元の親戚からもらった野菜を食べても大丈夫か」、「子どもを外で遊ばせた方が良いか」、「この先、子どもの教育費を払っていけるのか」、「洗濯物を外に干しても良いだろうか」、「保育園の砂場は大丈夫か」、「福島に残って子どもを育てるという私の決断は正しかったのか」....
このような不安を日々抱えながら子育てする若いママたちがいます。震災から4年以上が経った2015年、福島県のママたちの2人に1人が、「子育てに不安がある」と答えました。
「正しく子どもを守るには知識や情報が必要。漠然と悩んでいる人が多いけれど、きちんと把握した方がもやもやした不安がなくなると思うんです。」
私たちのパートナーである福島県いわき市のNPO法人いわき放射能市民測定室たらちねのスタッフで、2児の母の言葉です。
たらちねでは、人びとが持ち込む掃除機のゴミ、保育園の畑の土、野菜などの物質、そして人体の放射能を測定しています。
「今、寮の職員の方々が私たちの親代わり、寮の仲間たちは兄弟です。私たち親は遠くから見守る家族です。大きな家族で、みんなで子どもたちを支えてくれている、そう思っています。」
もう一つのパートナー、NPO法人まつもと子ども留学基金(長野県)が運営する寮に小学生の娘さんを預けた福島県のママは、留学を支える人びとへの感謝の気持ちをこう語ってくださいました。
「無事に運動会を行うことができました。」
いわき市内の小学校にホットスポットがあるかもしれないと心配したママたちが、学校の許可を得て校庭や敷地内を測定しました。
すると、校庭の一部がホットスポットであることがわかり、運動会も近い時期だったため、ママたちは土壌の測定も行うことにしました。結果は、土壌の放射線量も10,000ベクレル/kgを超えるというものでした。
ママたちは、その測定値をいわき市に知らせ、すぐに除染が行われました。そして、運動会は除染された校庭で開催されたのです。
福島のママと子どもを守るため、他にも
・福島の子どもたちが沖縄県久米島で約10日間保養するとりくみ
・福島県内の線量が低い地域で短期保養するとりくみ
などをお手伝いしてきました。
福島のママと子どもの安心と笑顔のために、
あなたの力を貸してください
あなたのご支援できること
3,000円で
検診センターでの採血に必要なシリンジ(注射針付、100本入り)を贈ることができます。
10,000円で
6人のお子さんが甲状腺検診を受診することができます。
3,000円/月を1年間で
1人のお子さんが長野県での5泊6日の保養交流会に参加できます。