いつもご支援ありがとうございます。 蝉の声が盛んに聞こえてくる季節となりました。 いわき市の学校も夏休みに入り、お子さんがこどもドックを受けに来院されています。子どもたちの元気な声が響き渡り、クリニックも活気づいています。 今年は梅雨明けが早く厳しい暑さが続いていますが、お身体を大切にお過ごしください。 サンドプレイのご紹介7月からクリニックのプレイルームに、新しく「サンドプレイ」のコーナーができました。砂は、サラサラの感触、少し湿ったような感触、それぞれ違う2種類を用意。 早速、来院したお子さんが実際に触って感触を確かめ、どちらで遊ぶか悩み、そして決まった後はたくさん置いてある人形や模型の中から自分が使いたいものを選び、自由に並べて遊んでいました。 人形を置いていくうちにどんどんイメージが膨らみ、「ここに木を置いた方がいいかなァ」「やっぱり、ここは海にしよう」など、一緒にいるお母さんやスタッフとの会話も楽しみながら遊んでいました。 クリニックでは、お子さんが来院するのが楽しみになるような雰囲気づくりを、これからも工夫していきたいと考えています。 たらちねでは2013年から、福島県内外で「出張甲状腺検診」を行っております。これまで、延べ1万人を超える方が検診を受けられました。この出張甲状腺検診では、全国各地の先生にご協力をいただき、各会場にお越しいただいております。 先月6月30日(土)、宮城県白石市では、北海道がんセンターの医師、小野寺俊輔先生による出張甲状腺検診が行われました。 今回は、ご協力いただいた小野寺先生にインタビューをしました。 ――先生が、たらちねの甲状腺検診に協力しようと思われた経緯を教えてください。 震災直後から、放射線治療医として自分にできることはないかと考えていました。当時は私自身が大学院生であったこともあり、思うに任せないところがありました。しかし、大学院が終了した翌2013年、西尾先生の退官記念パーティーの際に、先生が甲状腺検診を行っているとお聞きし、2014年、以前所属していた北海道がんセンターへ縁あって戻ることができた際に、検診のお手伝いができないかと相談したことが契機です。 ――検診で、 印象に残っている出来事はありますか。 2014年の秋頃にお手伝いに伺った際、幼いお子さんを連れたお母さんが、検診結果の説明を聞いて、安心の涙を流していたことがありました。当時、幼い我が子をなぜあの場所に連れて行ったのか、福島の地にとどまったのかと自責の念に駆られていたお母さんの、人には言えない苦悩を見た思いがしました。 ――検診で特に注意すること、気をつけていることは、どのような点ですか。 検診の際に説明をする相手は、通常、検診を受けている本人です。しかし、甲状腺検診の場合、その対象は親御さんになります。大丈夫なことは大丈夫、注意すべき場合には正直にそのようにお伝えし、検診を受けているお子さん自身もそうですが、ご両親に納得いただくことを特に大事にしています。 昨年9月から、藤田院長のコラムが地方紙「日々の新聞」に掲載されています。今回は第4回目のコラムをご紹介します。 ぼくのノオト~(4)退化の改心部屋の中でポチッ、流行に遅れまいとポチッ、そんな買い物は当たり前。マニュアル車をこよなく愛する堅ぶつは絶滅危惧種となり、時代はブレーキを踏まずして止まる車。そして今や、生きる細胞や遺伝子にまでも、手が加えられるようになった。 6/10~7/10 たらちねFacebook人気投稿BEST3はこちら! © 2018 たらちねクリニック運営委員会 All Rights Reserved [発行元]
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