野菜やコメの生産者と消費者をつなぐ仕組みはいろいろありますが、生活協同組合(生協)もそのひとつです。生協に出資金を出して加入する組合員は、単なる消費者ではなく、扱う商品に求める品質や情報開示を決める仕組みを支えています。このレポートでは、全国それぞれの生協が宅配サービスのウェブカタログに掲載している「農薬や化学肥料の使用に関するマーク」を調べてみました。
農水省の管理する「有機JAS」や「特別栽培」マークにはどんな意味があるのか、そして各生協独自のマークには組合員のどんな要望が反映されているのか、生産者と消費者をつなぐ仕組みをあらためて考える一助になれば幸いです。また、積極的に「ネオニコフリー」に取り組む生協の実践例も紹介しています。ぜひご一読ください。
『どうなっているの? 生協の農薬表示――生協の宅配ウェブカタログにおける農薬等の表示に関する調査レポート』(PDF)
発行日:2026年1月
制作:公益社団法人アクト・ビヨンド・トラスト
A4版・カラー(16P)
CONTENTS
- 農薬や有機農業の基礎知識
- 生協宅配ウェブカタログの表示
- ネオニコフリーの取り組み
【調査の概要】
この調査では、日本生活協同組合連合会のウェブサイト(「お近くの生協」:https://jccu.coop/coopmap/)に掲載されている生協のうち、食材・食品の宅配サービスを提供し、ウェブサイトが確認できた116生協を対象とした。各生協サイトを調査し、宅配カタログの閲覧可否および表示方法に関する説明の有無を確認した結果、非組合員でもウェブ上でカタログを閲覧できたり、表示方法の説明が確認できたりする生協は100件あった(2026年1月最終確認)。
この調査では、これら100生協について、宅配ウェブカタログにおける農薬・化学肥料使用状況の表示方法を整理する。表示マークの例は各生協のウェブサイトから転載した。生協はネットワークや連合会単位で商品やカタログを共有している場合があるため、結果はネットワーク・連合会ごとにまとめる。
なお、農薬使用状況のほかに、残留農薬等の定期調査を「産直」商品の定義として明示している生協については「産直」マークも取り上げる。また、農産物は原則的に農薬不使用商品を扱うとする生協も見られたが、表示マークとして表現していない場合は、この調査には含めなかった。
▼各生協のウェブサイトおよびウェブカタログのURLはこちらから:






