公正で持続可能な社会づくりをエンパワーする

empowering actions for just and sustainable society

トップページ お知らせ 原発や農薬の問題がない世界を、未来世代に手渡そう! ――《このまま死ねるか!》キャンペーンを開始します。

未来の世代に恥じない、公正で持続可能な社会を創るため、2010年末にアクト・ビヨンド・トラスト(abt)を立ち上げてから15周年を迎えます。みなさまからのご寄付をもとに、これまでの助成事業の実績は、2025年度までの累計で230件を超える企画に対し、総額約2億7500万円の支援を行なってきました。

ところが、東日本大震災(2011年)による福島第一原発事故を受けて導入された「原則40年、最長60年」という運転ルールは骨抜きとなり、老朽原発の再稼働が進められています。また、欧州などで使用が禁止された農薬が日本ではむしろ規制が緩められ、法制度の抜け穴を通して次々に新農薬を認可するなど、生態系への影響や子どもたちの健康を懸念する市民の声が届かないのが現状です。日本の未来はけっして楽観できません。

abtは、こうした問題に正面から向き合い、たとえ地道であっても現状を変えるために、これからも粘り強く活動を続けていきます。原発や農薬の問題を残して《このまま死ねるか!》と感じているみなさまのお力添えをお願いいたします。

ぜひとも、未来の世代に負の遺産が引き継がれないよう、abtの仲間になってください!

 

小粒ながらエッジの効いた民間助成基金として、政府や企業の支援が届きにくい分野で活動する市民団体や研究者の支援を心がけてきました。2010年末の立ち上げから現在までの助成総額は2億7500万円となっています。これまでの活動を支えてくださったみなさまに心からお礼を申し上げます。

けれども、ここ5年ほどの助成額は平均すると約1200万円の横ばい状態です。2025年度から開始したオーガニック給食推進助成にも予想以上の応募があり、次年度以降も助成事業全体の継続・拡大をめざしたいと思います。

そこで、「未来の世代に負の遺産を残してはいけない」とお考えのみなさまに《このまま死ねるか!》キャンペーンにご参加いただき、安定的な助成基盤確立へのご協力をお願いいたします。

当キャンペーンは通年募集としますが、第1次特別募集期間(2025年7月17日~8月17日)の1か月間でサポーター20名の獲得を目標とします。

これまでにいただいているご寄付と合わせ、2026年度の助成事業資金として活用させていただきます。

 

代表メッセージ

一般社団法人アクト・ビヨンド・トラスト 代表理事 星川 淳

もう何年も前になりますが、abtの資金調達活動の一環として「このまま死ねるか!」というタイトルを提案しました。なぜなら、現在73歳の私自身、若い頃から原発問題を含む多くの社会課題に取り組みながら、ほとんど成果らしい成果を出せずに悔しい想いを抱え続けており、いわゆる団塊世代前後の中に、同じ想いの人たちがたくさんいることを確信していたからです。

このたび、ついに《このまま死ねるか!》キャンペーンが実現の運びとなりました。余生を有意義にすごしたいが、自分で社会活動に乗り出すほどではなかったり、ときどき「これは」と思う団体やクラウドファンディングに寄付をすることはあるけれども、手応えがいまひとつだったり――そういう方々に、ぜひabtへの継続寄付をお考えいただきたいのです。

私自身、日本の出版界に勢いがある時代には、作家・翻訳家としての収入からかなりの割合を寄付に充てていましたし、いまでも活動支援とクラウドファンディングを合わせると年間20件を下らない寄付を続けています。そうした経験から、自ら創設し、現在も運営に携わるabtが間違いなく有効な寄付先であることはお約束できます!

まだ目の黒いうちに、日本を、世界を、将来世代へ引き継ぐに恥じない方向へ舵取りしようではありませんか!