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斎藤幸平さん、古沢広祐さんによる討論! 資本を民主化し、経済成長に依存しない社会構築とは">イベントレポート・動画公開! Future Dialogue第4回「公正で持続可能な社会に向けて~SDGsと脱成長コミュニズムから資本主義を問う~」
斎藤幸平さん、古沢広祐さんによる討論! 資本を民主化し、経済成長に依存しない社会構築とは

昨年12月4日(土)に開催したabtの10周年記念イベント、Future Dialogue第4回「公正で持続可能な社会に向けて~SDGsと脱成長コミュニズムから資本主義を問う~」のイベントレポートと動画をabtサイトに公開しました。

格差や不公正・不平等、そして気候危機という現代社会の課題をどう打開していけばよいのか――。当日は、行き過ぎた資本主義へのオルタナティブを提唱して注目されている斎藤幸平さんと、農と環境の分野の先駆的な研究やNGO市民セクターでの発言を長年続けてこられた古沢広祐さんをお迎えして対話の場を設け、後半はabt代表理事の星川淳、理事の李妍焱(リ・ヤンヤン)、安部竜一郎を交えてディスカッションを行ないました。

人類の経済活動が地球上を覆い尽くし、格差や環境問題を引き起こしている現状を変えるためには、既存のパワーバランスやシステムを温存するのではなく、パワーのあり方そのものを変え、グレタ・トゥーンベリさんたちのFridays For Futurに代表されるラディカルな運動によって既存の価値観そのものを変革にする必要があると説く斎藤氏に対し、環境・人権を重視する方向に向かいつつある資本主義の変化をとらえて軌道修正を図ることで、現実的な変革を成し遂げることが可能だとする古沢さん。

互いにこうした対立軸を明確にしつつも、資本を市民化・民主化するためにNGO・NPO、協同組合、労働組合のような社会的連帯経済が今後いっそう重要になるという点や、経済成長に依存しなくても成り立つ社会の姿を構築する必要があるという点では、共通する方向性を示していただいたように思います。

その他、持続可能な社会を求める市民運動の歴史的意義や、コロナ禍で明らかになったシステムチェンジの可能性など多様な論点による対話がなされ、刺激的な議論となりました。長文にはなりますが、ぜひお読みください!

▼【動画・イベントレポート】第4回Future Dialogue「公正で持続可能な社会に向けて ~SDGsと脱成長コミュニズムから資本主義を問う~」
https://www.actbeyondtrust.org/abt10th-report04/