2016年度公募助成企画「ネオニコチノイド系農薬の生物への摂取経路と水環境リスクに関する研究及び啓発~金目川水系を例にして~」の調査結果をまとめた論文が『臨床環境医学』vol.27, no.2に掲載されました。
金目川水系6地点での調査の結果、環境基準値以下ではあるものの、ほとんどの場所でニテンピラムを除く複数種のネオニコチノイド残留が計測されました。論文では、季節変動と農薬散布の関係や、神奈川県内の他の河川について発表されている調査結果との比較などを行ない、日本の食品残留基準値が緩和傾向にあることも鑑みて継続的なモニタリングが必要であるとの考察がなされています。
梅津麻衣ほか「神奈川県金目川水系の河川水中におけるネオニコチノイド系農薬の濃度調査」
https://i.kawasaki-m.ac.jp/jsce/jjce27_2_0.htm