10月16日（土）に開催したabtの10周年記念イベント、第3回Future Dialogue「気候変動と環境正義――世代と地域と経済の格差から」のイベントレポートと動画をabtサイトに公開しました。
冒頭、探査ジャーナリズム組織Tansa編集長の渡辺周さんからは、石炭火力発電所を輸出する日本企業や再エネで世界と競争をしたくない政官財の体質など石炭火力発電をやめられない日本の現状について、同団体リポーターのアナリス・ガイズバートさんからは、世界各国の気候変動訴訟の事例が紹介され、日本における住民訴訟の意義について解説がありました。
次に環境活動家・露木志奈さんは、インドネシアのバリ島にあるGreen School Baliに入学し、環境問題の理解を深めていく経緯や、若い世代を対象とした気候変動問題の講演を通じて、身の回りの小さな世界から社会を変えていく重要性について講演。
気候危機対策を求めるアクションを行なうFridays For Future Japanオーガナイザーの冨永徹平さんは、気候変動がもたらす不平等と不公正について、ジェンダー、経済的格差、国家・人種・民族、世代など様々な視点から問題提起し、政治への働きかけにより社会全体のシステムを変えることの必要性を訴えました。
講演や質疑応答などはすべてテキストでお読みいただけますので、ぜひご覧ください。
▼【動画・イベントレポート】第3回Future Dialogue「気候変動と環境正義――世代と地域と経済の格差から」
https://www.actbeyondtrust.org/abt10th-report03/
